
梅シロップの梅もおいしく食べたい!



なんだか梅がしわしわになってて、これじゃ食べれない…
せっかく梅シロップを作るなら、梅の実もおいしく食べたいですよね。
でも、出来上がった梅を見ると「しわしわ」になってしまっていること、ありませんか?
この記事では、梅シロップの梅が「しわしわ」にならないための秘訣を徹底解説します。
ぷりぷりの梅で作る、風味豊かな絶品梅シロップを目指しましょう!
なぜ梅シロップの梅は「しわしわ」になるの?


梅シロップ作りの過程で梅が「しわしわ」になってしまうのは、主に浸透圧と脱水が原因です。
「浸透圧ってなに?」と感じる方もいると思いますが、簡単に言うと、甘~い氷砂糖やはちみつと一緒に梅を漬け込むと、梅自身が持っている水分が、外の濃い砂糖の方へ「出ていっちゃう」ことです。
ちょうど、お風呂に長く入りすぎると指先が「しわしわ」になるのに似ていますね。
梅は、周りのシロップの濃度に合わせようと頑張って水分を出すので、結果として「しわしわ」になってしまうんです。
でも、中には「しわしわ」にならない梅もありますよね?それは梅自体に秘密があることが多いので「4つの秘訣」として次で解説します。
「しわしわ」梅を防ぐための4つの秘訣


梅シロップの梅を「しわしわ」にしないためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、特に効果的な4つの秘訣をご紹介しますので、ぜひお試しください!
梅を冷凍する


冷凍した梅を使うことは「しわしわ」梅を防ぐための非常に効果的な方法の一つです。
梅を凍らせることで、細胞の壁が壊れやすくなり、砂糖が梅の中に浸透しやすくなります。
これによって、短時間で梅のエキスが出てくるので、梅が砂糖に長く触れている時間を減らせて、「しわしわ」になるのを抑えられます。
それに、冷凍すると梅の風味がぎゅっと凝縮されて、もっと濃厚なシロップになるという嬉しいおまけも!
梅を洗って水気をしっかり拭き取り、一晩冷凍庫で凍らせてから使ってみてくださいね。
梅シロップの梅が「しわしわ」になるのを防ぐことができます。
完熟梅を使う


ちょっと「育ちすぎたかな?」と思うくらいの表面が黄色になっている完熟梅を使うのも一つの手です。
完熟梅だと、細胞が柔らかくなっているので、砂糖が中に入り込みやすく、水分が出すぎてしわしわになるということを防いでくれます。
青梅に切れ目を入れる、または穴を開ける
青梅を冷凍する以外にも、梅の実に直接働きかける下準備も効果的です。
たとえば、青梅に切れ目を入れてから使う、竹串でたくさん穴を開けてから使うことも効果的です。
梅の表面に何カ所か、浅く切り込みを入れることで、砂糖が梅の中に入りやすくなり、エキスがスムーズに出やすくなります。
竹串などで梅の表面に小さな穴をたくさん開けるのも、切り込みを入れるのと同じように、砂糖の浸透とエキスの抽出を助けてくれます。
まだ細胞の壁が壊れていない青梅の場合でも、この下準備をしてあげることで、より早く、そして均等に水分が抜けるので、結果的にしわしわの梅になるのを防ぎやすくなります。
砂糖は「氷砂糖」がおすすめ!
お砂糖の種類や量も、梅が「しわしわ」になるかどうかに関わってきます。
一般的には、氷砂糖はゆっくり溶けるので、梅のエキスが少しずつ出てきて「しわしわ」になりにくいと言われています。
一方で、グラニュー糖や普通の砂糖は溶けるのが早いので、梅の水分が一気に抜けてしまい、「しわしわ」になりやすい傾向があります。
また、お砂糖が少なすぎると、保存がきかなくなるだけでなく、梅から十分に水分を引き出すことができず、「しわしわ」の原因にもなりかねません。
梅シロップの梅が「しわしわ」にならないように、お砂糖の種類と量にはぜひ気を付けてみてください。
まとめ:下準備を工夫しておいしい梅シロップを作ろう


今回は、梅シロップの梅が「しわしわ」にならないための4つの秘訣をご紹介しました。
冷凍した梅の活用や、完熟梅を使うなどポイントを押さえることで、梅シロップの梅が「しわしわ」になるのを防ぎ、見た目も食感も良い、美味しい梅シロップを作ることができますよ。
しわしわの梅ではなく、ぷりぷりの梅がお好きな方は、ぜひ本記事を参考に作ってみてはいかがでしょうか?
梅シロップ作りが成功するお役に立てれば嬉しいです♪